NISAの口座は開設したんだけど、なんの銘柄を買ったら良いの?
おすすめはある?
2024年に始まった新NISAの影響もあって、「投資に挑戦してみたい」「証券口座でNISA口座を開設した」こんな人も多いのではないでしょうか?
しかし、NISA口座を開設した後、ほとんどの人にとって悩みになることが、銘柄選びです。
新NISAつみたて投資枠で選ぶ銘柄は1つでも十分だよ!
だから最初の銘柄選びは大事なんだ!
そこでこの記事では、NISAのつみたて投資枠で、初心者・上級者にもおすすめできる銘柄に厳選して9つ紹介していきます!
この記事を読めば、おすすめ銘柄の特徴と、どんな銘柄が自分に合っているか選べるようになるよ!
NISAおすすめ銘柄9選
NISAつみたて投資枠で僕がおすすめする銘柄を、3つのジャンルに分けて9つ紹介していきます!
長期での積立投資に適している銘柄を紹介するよ!
3つのジャンルは以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
全世界株式銘柄 3選
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
「オルカン」は「オール・カントリー」の略だよ!
大人気の銘柄だから聞いたことがある人もいるよね!
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は、NISAの影響もあって人気が急上昇している投資信託です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の特徴は、以下の通りです。
- これ1本で全世界に分散投資ができる
- 投資先の企業が定期的に更新される
- 運用コストが低い
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)最大の特徴は、これ一本で全世界の株式に投資できる点です。
投資対象の国・地域別の構成比率は以下の通りです。
toushikiso.comサイトより引用
アメリカの比率が圧倒的に大きいけど、これから成長するかもしれない新興国も入っているんだね!
また、この構成比率や投資対象企業は、定期的に更新されていきます。
つまり、自動的に業績の良い企業だけが残るようにアップデートされていくんだよ!
「全世界への分散」、「投資対象の自動アップデート機能」、「低い運用コストで長期投資向き」なことから、NISAつみたて投資枠での運用におすすめできます!
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、その名の通り、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の構成銘柄から日本株式だけを除外した投資信託です。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の特徴は、以下の通りです。
- これ1本で全世界に分散投資ができる
- 投資先の企業が定期的に更新される
- 運用コストが低い
- 過去データでは日本を除いた方が成績が良い
基本的な特徴は、上記で解説した「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」の特徴と同じになります。
1つ違う点は、構成銘柄から日本が除外されていて、過去のデータでは通常の「オルカン」よりも成績が良かった点でしょう。
日本が入っていない方が成績が良かったなんて、なんだか悲しいね…
しかし、今後も同じような成績になるとは限りません。
2024年に入って日本の株価は上昇していますし、今後のことを正確に予想することは不可能だからです。
日本株には、個別株や「NISA成長投資枠」で投資するから「オルカン」の構成銘柄に入れる必要はない。
こんな考えを持っている人には、おすすめの投資信託かもしれないね!
SBI V 全世界株式インデックス
SBI V 全世界株式インデックスは、SBIアセットマネジメントが運用する投資信託です。
SBI V 全世界株式インデックスの特徴は、以下の通りです。
- これ1本で全世界に分散投資ができる
- 投資先の企業が定期的に更新される
- 運用コストが低い
- 小型株も含み、より多くの企業に分散投資ができる
SBI V 全世界株式インデックスの大きな特徴は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」よりも多くの銘柄に分散投資できる点です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」の構成は、大型株と中型株が中心になりますが、「SBI V 全世界株式インデックス」では、小型株も含みます。
投資銘柄の数も「オルカン」は約3,000社、「SBI V 全世界株式インデックス」は約9,000社と大きな違いがあるよ!
信託報酬等のコストも「オルカン」よりはやや高いものの、十分低コストといえるレベルです。
世界中のより多くの企業に、分散投資をしたい人におすすめの投資信託ってことだね!
米国株式銘柄 3選
eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)は、世界一の投資家と言われる「ウォーレン・バフェット」もおすすめしている米国最強の指数に連動する投資信託です。
S&P500は私でも聞いたことがあるよ!
eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)の特徴は以下の通りです。
- これ1本で米国の精鋭500社に投資ができる
- 投資先の企業が定期的に更新される
- 運用コストが低い
「eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)」最大の特徴は、アメリカの大企業500社の株価に連動している点です。
S&P500に含まれている500社で、米国株式市場の時価総額の約80%を占めているんだよ!
アメリカは、世界一の経済大国で、過去の推移を見ても大きな成長を遂げてきました。
Yahoo!ファイナンスより引用
長期で見たらしっかりと右肩上がりで成長しているね!
また、構成銘柄も四半期に一度見直されるのため、業績の良い企業へと自動的に更新されていきます。
信託報酬等のコストも低いため長期の投資としてもおすすめの銘柄となっていますよ!
世界最大の経済大国である米国に投資したい人におすすめの銘柄だね!
SBI V 全米株式インデックス
SBI V 全米株式インデックスは、「SBI証券」と「auカブコム証券」でしか購入できない投資信託です。(2024年3月時点)
SBI V 全米株式インデックスの特徴は以下の通りです。
- これ1本で米国の小型株を含む4,000社に投資ができる
- 投資先の企業が定期的に更新される
- 運用コストが低い
SBI V 全米株式インデックスの大きな特徴は、米国の小型株も含んだ4,000社に投資ができる点です。
これ一つに投資するだけで、米国企業4,000社に投資ができるんだね!
投資本が大人気の、厚切りジェイソンもおすすめしている指数に連動した銘柄だよ!
構成銘柄には、これからの成長が期待できる小型株も含まれているため、S&P500以上の利回りが期待できる可能性も十分にあります。
アメリカの代表的な企業に投資したいのならば「S&P500」
アメリカ経済全体に投資したいなら「SBI V 全米株式インデックス」を買うと良いかも!
楽天全米株式インデックス
楽天全米株式インデックスは、上記で紹介したSBI V 全米株式インデックスと同じく、米国の小型株を含んだ4,000社の株価指数に連動した投資信託です。
楽天全米株式インデックスの特徴は以下の通りです。
- これ1本で米国の小型株を含む4,000社に投資ができる
- 投資先の企業が定期的に更新される
- 運用コストが低い
「楽天全米株式インデックス」は、基本的に「SBI V 全米株式インデックス」と投資対象は同じです。
2つの銘柄の違いを挙げるなら、手数料が少しだけ「SBI V 全米株式インデックス」の方が安いってことぐらいかな!
長期で投資する場合、手数料は安いに越したことはないよね!
しかし「SBI V 全米株式インデックス」は、「SBI証券」もしくは「auカブコム証券」でしか購入できないため、それ以外の証券口座を利用している人は「楽天全米株式インデックス」を買うことになります。
新しく証券口座を開設して全米株式を買う人はSBI証券がおすすめ!
すでに楽天証券などで投資をしている人は、楽天全米株式インデックスで大丈夫だよ!
資産配分型銘柄 3選
eMAXIS Slim バランス 8資産均等法
eMAXIS Slim バランス 8資産均等法は、その名の通り8つの資産に均等に投資するシンプルな投資信託です。
eMAXIS Slim バランス 8資産均等法の特徴は以下の通りです。
- これ1本で8つの資産に均等に分散投資できる
- 運用コストが低い
eMAXIS Slim バランス 8資産均等の最大の特徴は、この投資信託1本で日本・世界の株式、公社債、リート(不動産)に分散投資ができる点です。
出典:三菱UFJ国際投信株式会社作成の交付目論見書より
その名の通りバランスよく投資ができるんだね!
同じようなものに投資が偏っていると全部下がってしまうリスクがあるけど、分散しておけばリスクを減らせるんだよ!
三菱UFJが運用しているeMAXIS Slimシリーズということもあって、手数料等のコストも低く設定されています。
低コストで長期積立投資向け!
いろいろな資産に分散投資したい人におすすめの投資信託だよ!
SBI iシェアーズ米国バランス
SBI iシェアーズ米国バランスは、S&P500と米国債券の二つを組み合わせた投資信託です。
SBI iシェアーズ米国バランスの特徴は以下の通りです。
- S&P500と米国債券のハーフ&ハーフ
- 運用コストが低い
SBI iシェアーズ米国バランスの特徴は、攻めの投資、守りの投資のバランスが良い点です。
近年の米国株式相場は好調なため、株式投資だけすれば大丈夫、と思っている人も多いかもしれませんが、今後も常に好調とは限りません。
そんな時におすすめなのが、米国債券です。
株式と債券は基本的に異なる値動きするので、株式が下落した時のショックを和らげることができます。
さらに、バランスファンドの分類で業界最高水準の低コストで運用できる点も、長期投資する上で大きなメリットです。
大きな経済危機やショックなどがあったときに、リスク軽減ができる銘柄だよ!
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)は、国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券の4種類に均等に投資する投資信託です。
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)の特徴は以下の通りです。
- これ1本で4種類の国内外株式・債券に均等に分散投資できる
- 運用コストが低い
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)の特徴は、国内、先進国の株式・債券に均等に投資ができる点です。
この4種類に投資する仕組みは、年金積立金を運用する年金管理運用独立法人(GPIF)の投資対象とほぼ同じになります。
年金と同じってことは、かなりリスクの低い投資ってことだね!
上記で紹介した8資産均等法の中にも含まれている、比較的リスクの低い4種類が採用されているので、よりリスクを軽減した投資対象ということになります。
高リターンを期待するよりも、リスクをなるべく軽減して安定した投資をしたい人におすすめの投資信託だね!
銘柄の初心者向けの選び方
ここまでNISAのつみたて投資枠でおすすめの銘柄を9つ紹介してきましたが、「結局どれを選んだら良いの?」と思った人もいるでしょう。
そこでここからは、初心者が銘柄を選ぶ上で、注意すべきポイントと選び方のコツについて解説していきます!
銘柄選びで注意すべきポイント
つみたて投資の銘柄を選ぶ際に注意すべきポイントは、以下の2つです。
- リスク許容度
- 手数料
リスク許容度
投資には、基本的にリスクが伴いますが、ハイリスクハイリターン投資商品がある一方で、比較的リスクの低い投資商品もあります。
株式や不動産などはハイリスクハイリターンの投資。
債券はリスクの低い投資のような考えだよ!
株式の中でも新興国はよりリスクが高く、先進国はリスクが低いと考えられます。
基本的に分散投資するのが鉄則だけど、その中でもどれぐらいのリスクを取るかで投資対象を決めると良いかも!
手数料
NISAつみたて投資枠で長期投資をする場合、10年〜30年といった長期間での投資が基本になります。
その場合、信託報酬や手数料等のコストが低いに越したことはありません!
少しの差だったとしても長期間で見たら、大きな金額になってしまうから注意してね!
この記事で紹介してきた9銘柄は、どれもコストが低い投資信託なのでおすすめできますが、実際に自分で銘柄を選ぶ際には、手数料等の運用コストも気にしてみてくださいね!
銘柄選び方のコツ
銘柄を選ぶ際には、まず投資対象を全世界・米国・資産配分型のどれにするか考えるとスムーズです。
資産配分型は比較的に低リスク!
今後米国がまだまだ経済の中心!と考えている人は米国株式。
世界中の株式に投資したい人は全世界株式!のような感じで選ぶと良いかも!
この中から1つ選んだら、上記で解説してきたような銘柄の特徴を比べて、自分に合った銘柄を選びましょう!
複数の銘柄をつみたて投資しても良いの?
基本的にはここで紹介した投資信託であれば、分散投資ができているので、1つの銘柄に絞ることをおすすめしています!
時間を味方につけて複利効果で増やしていく投資方法だから、なるべく1つの投資対象に資金をまとめた方が良いんだよ!
まとめ
この記事では、NISAつみたて投資枠でおすすめする投資信託銘柄を9つ紹介してきました!
投資に絶対はないので、どの銘柄が正解かは誰にもわかりません。
しかし、この記事で紹介した銘柄はどれも分散が効いていて、リスクを抑えながら資産を増やせる可能性が高いものばかりです。
現金で貯金していても、ほとんど増えることはありませんし、NISAは税金を抑えながら投資で資産を築ける素晴らしい仕組みなので、うまく活用して将来に備えましょう!
つみたて投資では、長い期間運用することで資産が大きく増えていくよ!
この記事を参考にして、つみたて投資に挑戦してみてね!
新NISAでつみたて投資を始めるためには、証券口座での口座開設が必要です。
まだ証券口座を開設していない人は、今すぐ口座開設しておきましょう!
以下の記事では僕がおすすめしている楽天証券やSBI証券など、複数の証券会社の特徴をわかりやすく解説しています。
この記事を参考にして、自分に合った証券口座で口座開設してみてね!