安心してください!
高配当株投資は、購入した株の配当をもらうことが目的なので、初心者でも比較的取り組みやすい投資といえます。
しかし、投資には当然リスクが伴うので、デメリットの部分も把握しておくことが大切!
高配当株投資は、つみたてNISAやiDeCoのような将来への投資と違って、今の生活を豊かにできる投資方法です。
この記事では、高配当株のメリット、デメリット、株の選び方や、やり方も紹介していきます。
この記事を読んで、配当金のもらえる生活への第一歩を踏み出しましょう!
高配当株メリットとデメリットは?
高配当株は、配当金で生活を豊かにできるとても良い投資の方法ですが、その反面デメリットもあります。
まずは、高配当株の基礎知識とメリット、デメリットについて触れていきましょう。
高配当株投資とは?
高配当株投資とは、配当の高い株を買って配当金をもらう投資です。
株をこまめに売り買いするのではなく、持っている株の配当をもらうだけのシンプルな方法なので、初心者でも比較的簡単に取り組めます。
配当とは…
会社が事業で得た利益の一部を株主に還元することです。
会社は株主に資金を出してもらい、その資金で事業を行うので、事業で得た利益を、お金を出してくれた株主に配当として分配します。
とは言え、投資には当然リスクが伴います。
ここからは投資のリスクと合わせて、高配当株のメリット、デメリットを紹介していきますね。
メリット① 配当金がもらえる
株を保有しているだけで、配当金がほぼ毎年もらえる点は、高配当株投資の大きな魅力です。
株式を多く保有すればもらえる配当も増えるので、投資のモチベーションアップにつながりますね。
メリット② 株価の変動に振り回されなくていい
高配当株投資は、株価の上昇で利益を出すことが目的ではないので、基本的に株価の変動を気にしなくて大丈夫です。
メリット③ 手間がかからない
高配当株投資は株を持ち続けることが前提なので、取引の手間がかかりません。
頻繁に売りのタイミングを考えたり、注文したりする必要がないので、仕事や家庭で忙しい人でも取り組みやすい投資と言えます。
メリット④ 配当金の使い道は自由
高配当株投資でもらった配当金の使い道は自由です。
生活費の足しにしたり、再投資して株を買い足したりする事ができます。
もらった配当金で株を買い足していくと徐々に資産が増えていき、将来の配当金も増えていく期待が持てます。
ここまで高配当株のメリットについて紹介してきましたが、その反面デメリットも存在します。
ここからは、高配当株のデメリットについて紹介していきます。
デメリット① 値上がり益は狙いにくい
一般的に高配当株の売買では、大きな値上がり益は見込めません。
高配当を続ける会社は長期で安定した業績であることが多く、株の値動きが大きくないことが多いからです。
値動きの幅が小さい分、値下がりによる大きな損失を被りにくい点は高配当株投資のメリットとも言えます。
デメリット② 配当に税金がかかる
株の配当金には通常20.315%の税金がかかり、支払われる際に源泉徴収されます。(特定口座源泉ありの場合)
例えば、配当を10万円受け取っても、税引後の手取りは約8万円になってしまいます。
税金を引かれないようにするには、NISA(少額投資非課税制度)を活用する方法があります。
現行の一般NISAで株を買うと、配当をもらっても税金を引かれません。
現行のNISAは2023年で終了し、2024年からは新NISAに変わります。
新NISAでは年間の非課税投資枠が大幅に増え、非課税期間も無期限になるので高配当株投資にも有利になりますよ。(株式投資は成長投資枠で可能)
新NISAについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
デメリット③ 配当金が減る可能性がある
配当金は必ずもらえるわけではありません。
企業の業績によって支給されるものなので、業績が悪化すると配当を減らしたり、配当なしとなる場合もあります。
デメリット④ 高配当を得るためにはかなりの元手が必要
もちろん不可能なことではありませんが、かなりの元手が必要になります。
例えば1ヶ月の生活費として20万円の配当が欲しいとしますね。
年間240万円を配当金でまかなう場合、配当利回り3%として(240万円÷3%)で8000万円分の株式を保有する必要があります。
NISA枠以外で保有している株式には税金もかかるので、実際は1億円以上必要になってくるでしょう。
高配当株の選び方ややり方を紹介!
ここまで紹介してきた通り、高配当株投資では投資先の銘柄選びがとても重要になってきます。
ここからは、高配当株の選び方ややり方について紹介していきます。
売上、利益が上昇傾向な会社を選ぶ
企業にとって大切なことは、常に成長し続けることであり、これにより、安定した配当や物価上昇に負けない増配をもたらす事ができます。
なので、財務状況の確認は、過去の推移を見て、安定的に成長しているかを確認しましょう。
会社の将来性を確認する
過去の数字と比較する事が大切と言いましたが、未来についても予想していくと、より高配当になる可能性の高い会社を見つけやすくなります。
決算説明資料を見てみると、どのような事業で収益を上げているか確認する事ができます。
- どんな事業を行っているか
- 今後、どの方向に進む方針か
- 世の中の潮流に合っているか
この辺りの情報から、将来性を判断しましょう。
ESG(環境、社会、ガバナンス)や少子高齢化、ITなど、社会の変化に沿った事業を行う企業を選ぶことが大切です。
配当利回りだけで選ばない
高配当株に固執すると配当利回りにばかり目が行きがちですが、過去からの配当の推移などにも注意する必要があります。
以下で高配当銘柄の条件(目安)を紹介します。
・予想配当利回り…3.0%以上
・過去5年平均営業利益成長率…0%以上
・3%以上の配当の継続年数…3年以上
・自己資本比率…30%以上
・配当性向…30~40%(目安)
たしかにはじめから条件に見合った会社を自力で探すのは難しいでしょう。
そこでまず始めは、株取引に詳しい人がお薦めしている銘柄から選ぶのも有効な手です。
僕のインスタでは高配当お薦め銘柄なども紹介していて、参考になると思います。
投資のお得情報を日々アップしているので、ぜひチェックしてみてねー!
↘︎2.9万人が見ているインスタ↙︎
複数の業種に分散投資する
投資のリスクを軽減させるためには、さまざまな銘柄への分散投資が大切です。
投資先の業種も分散させておくことが非常に有効です。
例えば…
コロナショックの時、鉱業系や海運系、不動産系などの株価は大きく下落しましたが、
電気、ガス、食料品などに関わる銘柄の下落率は低く、その後の回復率も非常に優秀でした。
このように業種も分散しておけば、大きなショックが起きても最小限の損害で済む可能性が高いです。
高配当株やり方
高配当株は3つのステップで始められます。
- 専用口座を開設する
- 購入する株を選ぶ
- 株を持ち続けて配当金を待つ
専用口座を開設する
ネット証券で始めることが断然おすすめです!
こちらの記事ではつみたてNISAの始め方と口座開設手順を画像付きで紹介しています。
見ながら進めれば、サクッと口座開設できますよ!
↓真似するだけで今すぐ始めれちゃう↓
購入する株を選ぶ
口座開設できたら株を買う事が可能です。
先ほど紹介した選び方を参考に株を購入してみましょう。
勉強と実践を同時に進めると知識がどんどんついていきます。
最初はわからない事が多いかもしれませんが、とりあえず調べて買ってみると、
自分に知識がつく実感を感じられますよ!
株を持ち続けて配当金を待つ
株の購入が完了したら、あとは待つだけです。
株価は毎日上下するものなので、短期的に損をするかもしれませんが、高配当株投資では配当金が目的なので、待ち続けましょう!
まとめ
この記事では高配当株のメリットとデメリット、選び方ややり方を紹介してきました。
高配当株投資は、資産を増やしながら投資について学ぶ事ができるので、挑戦してみるべきです!
しかし全く知識がなければ大きな損をしてしまう可能性もあるので、
- 最低限の情報収集
- 株取引を始めながら勉強
この手順で進めていきましょう!